あいさつ

代表理事 

小見聡(おみ さとし)

1977年生まれ
東京都足立区出身
整体業界歴19年
オムニセラピー創設者
吉祥寺てあて院代表

私は昔から人づきあいが苦手で、人と関わることにストレスを感じてきました。幼少期から学校生活が大きく影響していると思います。まだまだ昭和の空気が残る時代でしたので、力や恐怖心、不安をあおる、そして正しさなどで方向づけようとする事が当たり前に存在していました。それに対して大きな違和感を持ちつつも、いつもまわりを見ていて「こうしたら怒られないで済む」とか、びくびくしながら自他の言動を観察していた記憶があります。こういう環境でしたので、人生における自分の軸というものはまったくなかったのだと思います。

これらの背景から思うようになったことがあります。それは、人を力や恐怖心、不安感などの圧力でコントロールする事は当たり前でいいはずがないし、もっとやさしい気持ちで生きられるように世界は作られているはずだ。人の奥の奥にある、例えて言うと海洋深層水のように深くにある、人が共通して持っている「やさしさ」みたいなもの。今、世の中にそれがなくなっちゃっているから、圧力でコントロールしたり、いじめや人と人との分断が生まれ、世の中は混乱を増しているのだろうと。

その後、高校や大学に進学しても、学校などの集められた人間関係は、どうしても表面の関係を優先していくから苦手意識があって、世間話をするのがとても嫌でした。サラリーマン時代も消耗感がすごくて、挙句の果てに鬱になってしまったんです。もうどうしようもない、お先真っ暗のときに、突然自分の手に癒しの力が宿ったのです。そのときは心底「助かった」と思いました。神の見えざる力が私を用いて、「あなたはこれで人の役に立ちなさい」と、これから進むべき道を教えてくれたのかもしれません。オムニセラピーは無から生まれてきたものだから、からだの細胞がどういう環境だと伸び伸び活動できるのか、自然治癒力が発揮されやすいのかなどを一から研究し、再現性の実験も重ねて今に至っています。

この施術は、世の中では組織に入れない引きこもりの方とか、ADHD、不安障害などのメンタル不調を抱える人たちに相性が良いと思っています。そういう方が受けるのも、やる側になっても、本領を発揮できる施術です。そういう人たちはたいてい、今の時代がおかしいと思っていたり、多数だから正しいとは思わない「自分で考える」人たちであることが多いです。私たちの活動は、そうした繊細な感性を大切にしながら、生きづらさを抱える人たちの心身の健康を守ること、そして一人でも多くの、理解されない苦しみや悩みを持つ人たちと出会うためです。そういう方々とともに協力し合い、健康を創出しながら手を取り合って生きていくこと、そこに希望があると信じています。この神様からいただいた癒しの手が、滞りなく必要な人たちを癒す機会が与えられることを願います。そのような想いで全力で智力と誠意を尽くして邁進してまいります。


理事 

深山智一(みやま ともかず)

1956年生まれ
東京都大田区出身
通販業界25年
バイオシステム株式会社会長
キャラ座グループ
株式会社 キャラ・ザ・チャンネル代表

はじめて小見先生と出会ったのは、あるイベントで先生の施術を受けたときでした。からだの状態が整う感覚があっただけでなく、この人から学べば自分でもできそうだなと思いました。小見先生は、このセラピーを一家に一人できるように伝授したいと仰っていて、心身ともに健康問題で苦しんでいる人が多い今の時代に必要な考えだと思いました。「まわりで施術できる人が増えると、小見先生ご自身の仕事がなくなりますよ」とお話したこともありますが、それをも良しとしている姿勢に、本当に人を助けることだけを考えている人なんだなと感動しました。

私は高校時代に居酒屋でアルバイトをしていたことがあります。そのお店はビールを注文するとお通しを一つ付ける決まりがありました。ある常連のお客様がいて、その人は毎日ビールしか頼まないのです。おそらくお金があまりなかったのでしょう。ある日、ビールが半分残っていてお通しの柴漬けはもうありませんでした。それで、特別に柴漬けを追加でお出ししたんです。そうしたらその人がものすごく良い笑顔を見せてくれて、その笑顔が今でも忘れられないんですね。私は、たとえお店のルールがあったとしても、相手が求めていそうなことがわかると、叶えてあげたいという思いが強くなります。決まりに従うだけで、そこに自分から人に寄り添おうとする心遣いがなければ、人とのつながりや良い関係は作りにくいもの。相手がしてほしいことを積極的に行う姿勢が、小見先生と私の共通項かもしれません。

今の時代、農業や伝統工芸の可能性に再び着手して、それを社会で循環させたり、癒しの分野では、オムニセラピーのように「本来の心身の状態」へと戻す施術など、面白い技術やサービスがどんどん生まれています。こうした新しい分野を通して、まわりの人を喜ばせようとしている人たちが世の中にはたくさんいるのです。そういう人たちはいわば演者で、ステージの全面に立ち、多くの人に影響を与えていく使命があると思います。私がやりたいのは、そういう人たちをしっかり社会の軌道にのせるサポートをし、ステージには立たないけれども、小道具や照明など、その人たちを引き立てる役割をまっとうしたいと考えています。そして、世に笑顔とか幸せとかを、後世にまで残していける活動をともにやっていけたら幸いです。


理事 

下山圭織(しもやま かおり

1982年生まれ
宮崎県都城市出身
看護師・助産師(医療従事歴20年以上)
25まま助産院院長
https://www.instagram.com/chanpleee/

 私の父はガンで、顔の半分が崩れてしまい、自身も気力も失っていました。私は助産師をしているので、病院の実態というものをだいたい知っていて、父を診てもらおうとは思いませんでした。というのも、薬や治療後の副作用が強かったり、その人の病気や苦しみそのものにフォーカスしていないことに疑問を抱いていたからです。実は昔、小見先生と一度お会いしたことがあって、先生なら父を治せるかもしれないと連絡してみたんです。実際に父に施術を受けてもらうと、からだの調子が良いと言います。食事もおいしく食べられるようになって希望をもっていたのですが、その後、余命宣告を受けて父は亡くなりました。

 私は父が亡くなる前に、小見先生から施術を受けて父を本気で治そうと思っていました。その矢先の余命宣告だったので、本当にショックでした。でも、これは亡き父がつなげてくれたご縁だと思い、施術を習うことに決めたのです。

 私は助産師という立場から、オムニセラピーをするときも、子宮を中心に癒すことが相性が良いと感じています。生まれた時から手足にゆがみがある赤ちゃんがいるのですが、そういう子は子宮がカチカチに固まってしまっている場合があります。実は子宮のことを突き詰めると、意図しなくとも、先祖代々引き継がれている考え方や家系のルールなどに縛られて、重くなっていることがわかります。でもオムニセラピーで子宮をほどき、浄化力を高めれば、引き継ぐものが少なくなり、その子本来の人生を楽しみながら生きられるように変わるのです。

 私が望むのは、家族の笑顔を増やしたいということです。お母さんがいつもにこにこしていれば家庭は明るいし、家族全員が元気になります。私の母はメンタルが不安定な人で、最終的に鬱になりました。薬を飲み過ぎて日に日に痩せていく母の姿は見ていられず、他の家族の体重が5キロくらいずつ痩せていくほどでした。それほど、母親の存在というのは家族にとって偉大で尊いものです。だから、お母さんの元気をオムニセラピーでつくるお手伝いをしていきたいと思います。寝たきりでいつまでも生きているのは精神的にも辛さが伴います。そうではなくて健康寿命を延ばすために、細胞レベルで元気になっていただき、一人でも多くの笑顔を創り出せたらうれしいです。

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