インタビューを行いました

オムニセラピーに世界を変える
確かな可能性を感じました

オムニセラピー協会は今年で1周年を迎えました。代表理事を務める小見と、理事である深山と下山の出会いから協会発足に至るまで、またこれからの協会の在り方についてお伝えいたします。

—改めて皆さんの出会いから協会発足に至るまでの背景や経緯を教えてください。
深山

小見先生と私の共通の知り合いの方から「ちょっと面白い先生がいるんです」と伺い、その先生がオムニセラピーの無料体験講座を開くと聞いたのでその講座に足を運んでみたのがはじまりです。

講座を受けたところ、オムニセラピーの仕組みさえ理解することができれば、誰でも施術ができるようになるという点に魅力を感じました。当時小見先生は「一家に一人、オムニセラピーを習得した人を育てたい」と言っていて、「でも施術ができる人が増えてしまうと、小見先生の仕事がなくなっちゃいますよね?」と尋ねると「それでいいんです。そういう社会になれば幸せです」と力強く返ってきたのが印象的でした。

小見先生の考えに私も賛同し、通販業界に20年以上身を置いている私が何かサポートできればという想いで、協会の立ち上げに至りました。

下山

私は2019年ごろ一度小見先生と会っているのですが、その後、癌で治療に励んでいた父を、小見先生なら父の病気を治せるかもしれないと思い連絡したことがきっかけで、オムニセラピーの習得を決意。そして私も協会の理事として活動のサポートを行うことになりました。

—一般的な整体とオムニセラピーの違いは?
小見

オムニセラピーは、人が元々持っている自然治癒力を引き出すことができるので、施術を繰り返し受ける必要がなくなっていきます。一方、一般的な整体は、施術を受けた直後は肩こりなどの不調が緩和されますが、結局それなしの生活が難しくなってしまいますよね。

深山

今までのいろいろな療法とは異なり、オムニセラピーには現代医学で限界に近付いているところを包括的にサポートできると思っています。個人的な話ではありますが、90歳を超えた母は1日に何度も同じ話を繰り返すなど認知機能に懸念があるのですが、オムニセラピーを受けると、話題の繰り返しがなくなったり、電話でもしっかりと受け答えができたりと3ヶ月ほど良い状態が続きました。

またパーキンソン病を患っている方に施術をしたら、一時的ではありますがその症状がピタッと止まったんです。こういった経験から、現代医学では明確な治療法や適切な薬がないものにも良い結果が期待できるかもしれないと考えています。

下山

様々な不調に悩む方を診てきましたが、オムニセラピーは人それぞれに変化が見られて一定性がないのが興味深いです。看護師・助産師として医療業界に20年以上従事していますが、オムニセラピーは医療をはじめとする全ての分野に通ずる気がします。

オムニセラピーに出会うまで、長年の経験や技術、知識を持っている人がより多くの病気や体の不調に対処できると考えていましたが、オムニセラピーは自分が習得すれば時間も場所も関係なくすぐにケアができるという点が最大の魅力だと思います。

—どんな症状を持った人に来て欲しいですか?

気になる人みんなに来て欲しいです。体の不調を感じたとき、すぐに病院を受診したり検査を受けたりする人が多いと思いますが、本来は、それぞれが持っている自然治癒力を引き出すことができれば自分自身で不調を和らげたり改善の方向へ持っていくことができたりすると思います。

症例がまだ多くないので具体的な症状について多くは語れませんが、婦人科系の疾患に不安を感じている人にも来てほしい。生理痛に悩む若い世代やPMS、更年期、そして子供を産みたいと思っている人(不妊治療の有無に限らず)は、体験会だけでもぜひ覗きに来てください。

—自覚せずに進行してしまう病気もたくさんあります。そういったものとはどのように向き合っていますか?

普段から細胞に対して感謝の気持ちを持っていると免疫力は次第に上がりますし、そうすることで知らぬ間に病気が治ることもあると思います。

また現代人は、日々の仕事や家事、育児に追われて自分の内面と向き合う時間が十分に取れていない人が多いのではないでしょうか。昔の人は座禅など、定期的に自分の内面を見つめる機会がありましたが、そうではない現代人は、自分とちゃんと向き合えていないのでお医者さんに診断されるまで自分の不調に気が付かないなんていう人もいますよね。

自分の大切な体なのにどこか“他人任せ”なのが現代人の一つの傾向かもしれません。

オムニセラピーと出会うまでは、私たちもこれほど自分の体と対話したことはなかったですが、出会ってからは体が欲する食べ物を自然に食べることができるようになりました。自分の内側から自然に食べたいと思うものを食べることで、体が勝手に今必要な栄養素に変換してくれるんだと思います。

—医療現場に長年携わっている下山さんに質問です。オムニセラピーを習得してから、患者さんとの向き合い方で変化はありましたか?

医療の現場では、人の個性や好みに限らず「Aの症状にはAの治療を」という考えが一般的です。しかし私は、オムニセラピーを学んでから、症状にも治療法にもAという言葉一つでは片付けられないものがあるのではないかと感じました。

医療的に正しい治療法はAでも、患者さん本人がBやCと望めばそれでいいんです。私の父も癌で闘病していたのですが、もう少し父の意見に耳を傾けながら父自身が希望する治療法で頑張って欲しかったなという後悔があります。

オムニセラピーは、施術する側が「患者さんにこうなってもらおう」という方向性はありません。よって患者さん自身が自然と自分と向き合い、自分好みの選択ができるようになります。患者さんにどういう変化が起きるか分からないからこそ、施術をしていて楽しいです。

—病院で明確な治療法がないと言われたら諦めてしまう人も多いかと思いますが、オムニセラピーは自分の体と能動的に向き合えることでそういった厳しい状況下でも前向きに考えられそうですね。
下山

そうですね。医療を否定するわけではないですが、やはり余命宣告など、医療では枠を作ってしまうことが多いと思うんです。あなたの命はここまでだよとか、肝臓が悪いから〇〇を食べてはいけないとか…。

でも実際は、その人にしか本当のことは分からないと思うんです。案外、好きなことは好きな食べ物を食べていたら細胞が活発化して病気が悪化しなくなったり、はたまた治ったりということも十分に考えられます。私はそういった“枠を解放”してあげたいんです。

小見

症例やエビデンスについて懸念する人もいるかと思いますが、長年整体の現場でしっかりと学んできましたし、また学生時代に物理学を専攻したこともあって再現性がないものには意味がないと考えているので、その辺は安心してもらいたいです。多くの人に施術をしながら考察や検証を重ねています。

もちろん、施術に修正が必要であればすぐにアップデートしていますよ。病院でお医者さんに「仕方がない」という意味合いの言葉をかけられた人もいると思いますが、私たちはそういう言葉をギリギリまで使いたくないと思って取り組んでいます。

また最近は、オムニセラピーが科学的な側面でどれほどの効果があるのかの検証も始めたので、私が積極的に深掘りをして後世に繋げていきたいと思っています。

治療法がないと言われるものに対して、必ずしもオムニセラピーがアンサーだと明確に言えないこともありますが、治療法や考え方の選択肢の一つとして認識してもらえたら嬉しいです。同じく医療も選択肢の一つにすぎないのに、世の中全体がそれに頼りすぎてしまっている部分もあるのではないかと思います。

そういった意味で、オムニセラピーは世の中の流れと逆行するものですが、これからの時代、きっとスタンダードになっていくと思っています。もちろん、現代医療のほうが相性がいいと感じる人はそれでいいんです。

—施術者の育成に関して、現在はどのように取り組んでいますか?
小見

現在は、オムニセラピー習得コースというセミナーを実施しています。ベーシックとアドバンスの2コースを設けており、アドバンスを卒業すると人に施術ができるレベルのセミプロとして活動ができます。

卒業後は、マスター倶楽部というコミュニティに所属する権利を獲得することができます。技術のさらなるブラッシュアップや、オムニセラピーの普及活動に参加することができます。現時点でベーシックコースの卒業生は約100人。HPの体裁も整えてこれから本格的に取り組む予定です。

—10年後、協会としてどうなっていたいですか?

「一家に一人施術ができる人がいる」という状況を目指しているので、「オムニセラピー」という言葉をみなさんが聞いたときに「オムニセラピー協会」と口々にされるような世の中になっていたらいいなと思います。まだまだオムニセラピーの魅力に気がつけていない業界や人が多いですが、近い将来、これがないと困ってしまうという時代が来るのではないかと考えています。

そして今は、オムニセラピーが普及するちょうど良いタイミングだと思うんです。というのも、今までは目に見えないものは全否定されるような風潮が強かったのですが、コロナも転機の一つとなり、「そういうのもありだよね」という流れに人々の考え方が変わってきました。だからこそ、今オムニセラピーの魅力を発信し続ければ、10年後にはもっと人々に馴染み深いものになっているのではないでしょうか。

—そういった思いもあって、体験会だけでなく保護猫施設でも施術をしているんですね。

そうですね。生きているもの全てにオムニセラピーの効果が期待できます。植物にも施術できるんです。むしろ、自我が入らない動物の方が施術後の反応がわかりやすいこともあります。

これからは、オムニセラピーを習得したけれど施術する人がいないという人のためにも、高齢者施設や障がい者施設、保育園や保護猫施設にも伺いたいと思っています。さらに、被災者でボランティア活動をされている方など、困難な状況で頑張っている人をケアするためにキャンピングカーなどでの全国行脚も検討しています。

また産科の観点でいうと、自分自身はもちろん、その家族や子どもたちにも施術ができるようになって欲しいです。家族って、お母さんが元気だと家庭が明るいですよね。そんなお母さんが更年期などで悩んだときにはオムニセラピーを通じて笑顔を取り戻して欲しい

また、特に地方には長年現役で頑張っている助産師さんがたくさんいます。そういった方達がより長く現役でいられるためのサポートもしていきたいと思っています。


理事 下山圭織(左)

1982年生まれ / 宮崎県都城市出身
看護師・助産師(医療従事歴20年以上)
25まま助産院院長

代表理事 小見聡(中央)

1977年生まれ/ 東京都足立区出身
整体業界歴19年
オムニセラピー創設者
吉祥寺てあて院代表

理事 深山智一(右)

1956年生まれ / 東京都大田区出身
通販業界25年
バイオシステム株式会社会長
キャラ座グループ
株式会社 キャラ・ザ・チャンネル代表

ライター・カメラマンからの一言

みなさんのオムニセラピーに対する熱い思いをたくさん聞くことができ、まとめきるのが難しかったです。話の内容が壮大で、生命の大切さを感じたいいきっかけになりました。

オムニセラピーが必要な方はたくさんいる。現状に不満を感じている方、違和感を感じている方はぜひ一度触れてみてほしい、そんな風に思います。オムニセラピーが必要な方に届きますように。

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